前撮り撮影の新郎新婦様への指示の仕方で意識をしていること、ポージングなど

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撮影のときに新郎新婦様から目線とか手をどうしたらいいですかとよく聞かれます。

たしかにどうしたらいいかよくわからないと思います、特にブーケをもっている新婦様はまだしも何も手に持っていない新郎様は手持ち無沙汰に感じることもあると思います。なので僕は新郎様にはポケットに手をいれてくださいとか、後ろで手を組んでくださいとかを言います。

 

 

僕が撮影のときに意識しているのは、仕上がりの写真(結果)とともに新郎新婦様が快適に時間を過ごせたかどうか(過程)です。なので手持ち無沙汰からくる不安な感じは少しでも取り除こうとしますし、指示はできるだけ具体的にかつ分かりやすくしようと思っています。

 

 

最近はお客様の要望で二人の自然な感じを写してほしいというものがあり、それに対して「自然な感じにしてください」とは言わないようにしています。どうしたら自然な感じに見える写真が生まれるかを考えて、お二人を具体的に誘導します。誘導の仕方はお二人によって変わります。お二人の性格、距離感などで近づいてください、離れてください、手を握ってください、僕から話しかけたりと、基本的には僕自身がお話をするのが好きなので、お二人と話しながら、流れの中でシャッターを切ることでお客様の要望を満たせていることが多いです。

 

 

実際、ポージングをして、目線をもらってのカチッとした写真の連続だとお二人が疲れてしまうと思うので、一枚は確実にそういったお写真は撮らせてもらいますが、理想は僕としゃべっているうちになんだか撮影が終わってしまったぐらいが、お二人にとって楽チンではないかと思っています。

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Author Profile

tohatakenji
tohatakenji
写真家、老川良一氏に師事後、スタジオエイソー、スタジオダダを経て独立。2009年、名古屋市栄にカワラマチスタジオを設立。広告、舞台、ウェディングフォトを中心に活動。中部ファッション専門学校でカメラワークの授業を担当。2012年、世界トップテンウェディングフォトグラファーJonas Petersonワークショップ(ケープタウン、南アフリカ)に参加。

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